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福山海軍航空基地跡地 [├国内の空港、飛行場]

   2012年12月訪問 2019/1/16更新  


無題6.png
撮影年月日1948/03/03(USA M816 73) 
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)

広島県‎福山市にあった「福山海軍航空基地」。

約5km東側に「笠岡ふれあい空港」があります。

県道3号線南側に広がるJFEスチールの広大な敷地は戦後埋め立てられたもので、

大雑把ですが県道3号線の南側は海で、ここに水上機専用の基地があったのでした。

防衛研究所収蔵資料:5航空関係-航空基地-90 航空基地図(本土関係)

の中に、「福山海軍航空隊全般平面図」があり、先頭のグーグルマップはこの図から作図しました。

図には、

設備要目一覧表
名称   記事
滑走台  巾80M長92M 1,巾40M長92M 2基(運輸省)
格納庫  1棟8,400㎡壊(運輸省)
居住施設 約6,400㎡(運輸省建物を含む)
 

とあり、凡例には、「海軍敷地境界」「運輸省用地境界」とか、

「航空隊建物」「運輸省建物」とあり、航空隊の建物は斜線で、運輸省の建物は白抜きで区別してあります。

そして海軍敷地内の建物にはちゃんと斜線が、運輸省用地内の建物は白抜きになっています。

てっきりここは海軍専用と思っていたんですが、東側は運輸省の用地なんですね。

三つの滑走台が目立っているんですが、ここも運輸省。

また、同資料には、別表 航空基地施設史実調査資料表がありました。

基地名 福山(水)
所在地 広島県深安郡引野村
最寄駅 東海道線?大門駅
飛行場 滑走(台)
主要機種 中、小型、練習機
収容力 人員 終戦時 三角兵舎三〇棟 一,八五一平米
飛行機 終戦時 掩体小三〇
其の他の主要施設 隧道等
 

とあり、「飛行場 滑走(台)」のところ、欄外に矢印が引っ張ってあり、

「乗員養成所 航空局高等 巾50 80 100各一基」とありました。

防衛研究所収蔵資料「海軍航空基地現状表 内地之部 呉鎮守府航空基地現状表」
の中で、当飛行場について一部次のように記載がありました。

基地名:福山(水上基地) 建設ノ年:1944 飛行場 長x幅 米:92x80 92x40x2コンクリート 主要機隊数:小型1.0 中型1.0 主任務:教育 隧道竝ニ地下施設:各種用1.851平米 掩体:小型隠蔽30 其ノ他記事:一部運輸省管理(高等乗員養成所)

また、防衛研究所収蔵資料:5航空関係-航空基地-77 終戦時に於ける海軍飛行場一覧表 昭35.6.29調

には、「福山開隊(S20.3.1)(昭19建)」とありました。 

D20_0019.jpg

正門跡(赤マーカー)

ここからカメラを右に振ると…

 

D20_0020.jpg

こんな感じ。


      広島県・福山海軍航空基地跡地    
福山海軍航空基地 データ
設置管理者:旧海軍
空港種別:水上機用飛行場
所在地:広島県‎福山市‎大門町津之下‎
滑走台:(50mx50m)x3 「日本海軍航空史」(終戦時)より
座 標:N34°28′44″E133°25′55″
(座標はグーグルアースから)

沿革
1943年   逓信省の民間水上機搭乗員教育所として開設
1944年06月 1日 詫間海軍航空隊福山分遣隊となる
1945年03月 1日 福山海軍航空隊として独立
    04月 631空編成。伊号四〇〇潜水艦に搭載する晴嵐隊が訓練実施
    08月 10日 福山空神風特別攻撃隊”菊水偵隊”編成
1946年   大英帝国陸軍、英連邦オーストラリア陸軍進駐
1952年   保安隊福山駐屯地となる
1959年   日本鋼管福山製鉄所(現JFEスチール西日本製鉄所福山地区)が進出。基地跡地も敷地となる

関連サイト:
Wiki/福山海軍航空隊   
ブログ内関連記事       

この記事の資料:
防衛研究所収蔵資料「海軍航空基地現状表 内地之部 呉鎮守府航空基地現状表」
防衛研究所収蔵資料:5航空関係-航空基地-77 終戦時に於ける海軍飛行場一覧表 昭35.6.29調
防衛研究所収蔵資料:5航空関係-航空基地-90 航空基地図(本土関係)


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