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福島県・郡山歴史資料館 [├場所]

  2016年7月 訪問 

 
福島県郡山市にある「郡山歴史資料館」。

郡山にあった飛行場関連の資料もあります。

以下、展示資料の一部から

民需の産業が軍需工場へ
1941(昭和16)年、太平洋戦争が始まると、軍需産業がさらに強化され、国民生活に必要なものを造っていた工場が、陸海軍の管理下におかれ、武器などを造る工場に変わっていきました。
郡山の軍事工場には、次のような工場がありました。
・保土谷化学郡山工場-四エチル鉛製造
・三菱電機郡山工場-落下傘、風船爆弾
  (旧片倉製糸)
・日東紡績第一工場-(詳細不明)
     第二工場-落下傘
     第三工場-中島飛行機KK
     富久山工場-ガラス繊維
・東北振興アルミ-アルミ地金
・日本製錬-黄燐、ロケット推進材
・松葉製糸-松葉飛行機、落下傘の生地


郡山防空監視隊
防空監視隊は、民間の防空組織で、本部は、郡山警察署(現郡山消防署)に置かれていました。
郡山監視隊本部に属する監視哨は、都路、山根、船引、三春、本宮、白川、棚倉、石川、矢吹、須賀川、長沼、熱海、郡山の13哨がありました。(これに豊里を加える説もあります。)
監視隊本部隊長は、郡山警察署長でしたが、副隊長以下は民間人で、長野英一郎(旭館主)が副隊長として就任し、終戦まで家業を放ち専従しました。
班は、3班あり、班長以下、各班女子24名、男子7名の構成でした。
女子監視隊員は、昭和17年1月、福島県が全国に先駆けて、高等学校卒業以上の未婚者で組織したもので、もっぱら通信勤務に当たりました。
勤務は、4日に1日の24時間勤務で、無給でした。
監視哨は、哨長の下に3班の組織で、各班は、班長以下7名、22名の構成で、敵機等をいち早く発見し、この情報を監視隊本部に報告するのが任務でした。
監視隊本部では、これを東部および東北軍司令部に報告し、軍司令部において防空警報を発令する仕組みでした。

 

郡山の空襲
1945(昭和20)年、終戦を前にして、郡山は、4月12日、7月29日、8月9日、10日と空襲を受け、大きな被害を出しました。
4月12日の空襲は、東京や大阪の大空襲につづく、地方の軍事施設を爆撃する最初の空襲でした。
この日だけで、死者は460人を数え、市民は、空襲の恐ろしさを身をもって体験しました。
4回にわたる空襲により郡山市の死者の総数は、532人にのぼり、県下の70%を占める大きな被害となりました。
また、焼失、倒壊した家は、約500戸、強制疎開で失われた家の数は、2000戸に及びました。
郡山市に激しい空襲が行われた主な理由は、次のとおりであることが戦争と平和を考える会による米軍資料の詳細な調査で裏付けられています。

郡山が空襲にあった理由
(1)保土谷化学をはじめとする重要な化学工場があったこと。
(2)海軍飛行場などの軍事施設があり、郡山が「軍都」であったこと。
(3)関東と東北、太平洋と日本海を結ぶ内陸交通の要衝であったこと。

 

原子爆弾の投下訓練だった昭和20年7月29日の空襲
 郡山市は、昭和20年7月29日に2回目の空襲を受けていました。この日、
午前9時すぎに、郡山駅と日東紡第三(現パラマウント硝子工業)に爆弾が投下
され、合わせて39人の方々が犠牲となりました。
 この2発の爆弾は、1トン爆弾と言われていましたが、戦争と平和を考える会
による米軍資料についての調査では、実は、広島・長崎に投下された原子爆弾の
模擬爆弾であったことが分かりました。
この爆弾の実践的な投下訓練は、日本国内49か所で行われ、県内では、福島、
平、郡山がその対象となったのです。
 なお、7月29日の空襲は、新潟や広島、小倉などに投下しようとしていた原
子力爆弾の訓練であったことが同会の調査でわかっています。



関連サイト:
資料館公式サイト   
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コメント 2

鹿児島のこういち

実践を兼ねて、原爆の投下訓練を行っていたのですか。エノラゲイや、ボックスカーのパイロットだったのでしょうか?
各地の歴史資料館、好きで訪れたときは一日中いたりする時もあります。
by 鹿児島のこういち (2016-12-08 15:46) 

とり

■鹿児島のこういちさん
一日中とは、本当にお好きなんですね
この爆弾については、パンプキン爆弾でググるといろいろ出てきますね。
Wikiを見ると、鹿児島のこういちさんのご考察が非常に鋭いことが示されてます。
by とり (2016-12-10 07:46) 

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