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福岡第一飛行場 [├雑談]

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先日福岡県のぐーぐるを見ていてたまたま見つけました。

福岡県‎福岡市‎東区‎の「雁の巣レクリエーション公園」がなんと、「福岡第一飛行場」ということになってます(o ̄∇ ̄o)

なってますというか、ここは元々「福岡第一飛行場」だったので、戻っちゃった感じです。

先祖返りってやつですね。

拡大していけば、ちゃんと公園とかの表示もすぐに出るんですけどね。

見つけた時は夢でも見てるのか、はたまたいつも飛行場の事ばかり考えてるからついに脳がアレになったのかと思いました。

いつからこうなんでしょうか。そのスジでは既に有名なんでしょうか。

 

「福岡第一飛行場」は1936年に完成した飛行場で、「雁ノ巣飛行場」とも呼ばれていました。

戦後接収、1970年代に返還されたのですが、その頃には既に現在の「福岡空港」が福岡の空の玄関口で、

飛行場として使用されることはなく公園に整備され現在に至ります。

米空軍は当飛行場を接収し、「ブレディエアベース」として使用しましたから、

表向き正式に「福岡第一飛行場」だったのは終戦までの僅か9年程だったはず。

オイラと致しましては、そんな昔の記憶がグーグルさんのデータになぜか紛れて残っていることが嬉しいです。

 

これだけではナンですので、この場所に因んだそのスジの方には分かり切った話をぐだぐだと。

エアラインのパイロットは乗務前にディスパッチルームという所に行き、

どんなルートで飛ぶか、どんな高度で飛ぶか、どの位燃料を搭載するか等、ディスパッチャーと相談して決めます。

風に乗るヒコーキは、乗り心地も燃費も風の影響をモロに受けます。

それで気象庁等のデータの他、飛んでいるヒコーキからのレポートも続々入って来て、

こうして集められたデータを元に、「どんな飛び方がいいかしらん」と相談する訳です。

話し合いの結果「何時頃、どのルートをどんな高さで飛ぶんだゼ」と決めた内容が「フライトプラン」です。

ただし、パイロットとディスパッチャーがいくら「飛ぶんだゼ!」と決めても、その通りに飛べるとは限りません。

全国の空港で提出されるフライトプランは、所沢の航空交通管制部に一括して送られ、

後ほど承認(ATCクリアランス)が出されることになるのですが、

日本では現在1日7,000機以上ものヒコーキが飛んでいるため、パイロットの希望通りに承認を与えると、

たちまち空域の大混雑、空港手前でたくさんのヒコーキがいつまでも旋回待機という事態になってしまいます。

 

車の場合、道路が渋滞していたり、駐車場が混雑していたら、減速、停止することになりますが、

ヒコーキは飛び続けていないと墜ちてしまいますから大変です。

ゆっくり飛べばエコになるような気がしますが、以前の記事 でも書いた通り、

ヒコーキは高空を巡航速度付近で飛び続けた時に最も燃費効率が良くなるように設計されており、

巡航速度より遅くなるごとに機首を余計に持ち上げて、それでも足りなければフラップも出して、

速度の低下による揚力の不足を補ってやらなければなりません(抵抗がすんごい増える→燃料すんごい消費する)。

そんな訳で、巡航速度で目的地の空港に飛び続け、イイ感じの所でエンジンをアイドルに絞り、

そのままエアブレーキなんか一切使うことなく、位置エネルギーと運動エネルギーだけでスイーと着陸するのが理想です。

周辺にたくさんのヒコーキが飛んでいて、皆やがて一本の束に集約され、

決められたコースを辿って滑走路へと導かれますから、理想を追ってばかりはいられませんが。

それでも、渋滞に一度も遭わずにスムーズに目的地に着きたい。というのは車と一緒です。

ヒコーキは燃料消費が莫大ですからより切実です。

ではどうするか。

全国から集められたフライトプランのデータは、所沢だけでなく、

福岡第一飛行場跡地すぐ横にある航空交通管理センター(上図A地点)にも送られます。

福岡の航空交通管理センターでは、集めた飛行計画から空港、空域の交通量を6時間先まで予測し、

気象条件等により変化する容量値と比較しながら必要に応じて「フローコントロール」を行っています。

フローコントロールとは、具体的にはヒコーキの出発を遅らせたり、特定の空域への入域を調整します。

自分が乗るヒコーキの出発が遅れると出ばなをくじかれるようですが、安全の確保、燃料節約のためです。

地上で待っていれば墜落の心配もないですし。

 

ガラガラの地方空港で、「管制からの指示で出発が10分遅れます」とアナウンスがあった場合、

「こんなガラガラなのに管制が10分待機指示?? あり得ない! 故障か? テロか?(゚Д゚;≡;゚Д゚)」と勘繰りたくなりますが、

多分これはフローコントロールです。そんな時少しも動じることなく、

          「雁ノ巣からの指示かな…」

などと呟けば、貴方はもうどこに出しても恥ずかしいヒコーキマニアです(違

 

所沢は日本初の公式飛行場。

雁ノ巣は最盛期には大日本航空によって朝鮮、台湾、中華民国、東南アジア等への路線も開設され、

戦前における国内最大の民間国際空港でした。

そんな由緒ある跡地で現在日本の空を見守る業務が日夜行われているのです。

 

この記事の資料:
A16フローコントロールからみたターミナル空域の管制運用と空港容量に関する一考察(pdf)
航空交通管制業務の近代化  
阿施光南著:乗る前に読む旅客機入門

ブログ内関連記事(福岡第一、所沢)


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コメント 3

鹿児島のこういち

ほぉ~、そういうこともあるんですね。戻っちゃいましたかぁ~o(^▽^)oグーグル地図で何か面白いもの僕も見つけられるかなぁ~ヽ(´▽`)/
by 鹿児島のこういち (2014-09-12 14:54) 

Takashi

日本の航空発展にかかわった二カ所が、現在でも重要な役割を果たしているんですね。
話は変わりますが、最近仕事で飛行機に乗る機会が多いのですが、未だにAPUからエンジンに電力供給を切り替える瞬間がつかめず。
来週はCAばかり見ていないで照明と睨めっこしようと思っています。
古い話を引っ張り出してスミマセン。。。
by Takashi (2014-09-12 23:34) 

とり

皆様 コメント、nice! ありがとうございますm(_ _)m

■鹿児島のこういちさん
何か発見したら是非教えてくださいね!^^

■Takashiさん
>日本の航空発展に
簡潔にまとめて下さり、ありがとうございました^^
>睨めっこ
あはは。CAさんばかり見つめていたら気が付かないですよぅ(o ̄∇ ̄o)
こんなブログをやっていながらオイラはほとんどヒコーキに乗らないので
机上の空論になってしまうのですが、
以下供給切り替えの流れをご紹介させて頂きます。

プッシュバック開始
  ↓
APUからのエアの供給先をエアコンからエンジン始動用に切り替え
  ↓
エンジン始動
  ↓
エンジン安定
(前もって「エンジン・ジェネレーター・スイッチ」を押しておくと、
電気の供給元がAPUからエンジンに自動的に切り替わります)
  ↓
タキシング開始

音でこの流れを判断しようとすると、以下こんな感じになります。
APUからのエアの供給先をエアコンからエンジン始動用に切り替えると、
エアコンが止まって静かになりますので、
「お、いよいよエンジン始動だな」と分かります。
エンジン始動は右→左の順で行いますが、始動時は独特な音がしますので、
この始動時の音が2回響き、しばらくしてから、供給元の切り替えがあります。
前述の通り、スイッチ操作で切り替えはオートに出来るので、
大抵はタキシング前に切り替わるはずなのですが、
以前乗った際、タキシング開始して少ししてから切り替わったこともありました。
目を閉じて音に注意を集中していると分かり易いと思います。
(って、それじゃ照明が見えないですね^^; )
切り替えの瞬間が見えますように!
by とり (2014-09-13 13:55) 

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