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千町無田不時着場(飯田蓑原飛行場)跡地 [├国内の空港、飛行場]

  2016年5月訪問 2017/7/29 更新 

無題9.png
1948年3月当時の写真(USA M867-1 135) (「同意する」をクリック→戻る→再度■をクリック。) 
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)


大分県玖珠郡九重町にあった陸軍の「千町無田不時着場(飯田蓑原飛行場)」。

ここも長年ナゾの場所だったのですが、「陸軍航空基地資料(本州、九州)昭19.20 水路部」に当不時着場の地図があり、

そこから作図しました。

先頭の1948年の航空写真の真ん中あたりに設定されていました。

地割になんとなく出ているような。。。

飯田まちづくり協議会5月号3Pに「飯田蓑原飛行場(千町無田不時着場)跡」という記事が載っていました(下記リンク参照)。

それによれば、明治30年代、日出生台演習場の控えとして飛行場の設置が陸軍内で検討されたこと、

当初は庄内町の野矢原が候補地となったようですが、後の昭和5年頃に千町無田に決定したらしいこと、

周辺の草を刈り取り、整備したものの、結局本格的な飛行場として利用されることなく、

終戦前に特攻隊用のグライダー訓練場として利用されたこと等記されていました。

同資料内には、昭和6年の蓑原飛行場におけるテスト飛行の様子を示した写真も掲載されています。

 

 

上記水路部資料に情報がありましたので、以下引用させて頂きます。

面積 東西500米、北西-南東850米 南北700米 総面積24萬平方米
地面の状況 芝及雑草発生する平坦なる自然の原野なり 地盤は概ね堅硬なり
目標 小田野池、山下池、鳴子川
琵琶湖、安雲川河口、舟木崎灯台
障碍物 周囲は山岳連互するを以て低空旋回は危険なり
離着陸特殊操縦法 (記載なし)
格納設備 なし
照明設備 なし
通信設備 なし
観測設備 なし
給油設備 なし
修理設備 なし
宿泊設備 付近になし
地方風 (記載なし)
地方特殊の気象 (記載なし)
交通関係 湯平駅(久大線)北東方約11粁、交通の便極めて悪し
其の他 本場は殆んど自然の原野にして陸軍機の不時着陸場として管理す
 (昭和18年4月調)

DSC_0104.jpg


      大分県・千町無田不時着場(飯田蓑原飛行場)跡地     

千町無田不時着場(飯田蓑原飛行場) データ

設置管理者:陸軍
空港種別:不時着場
所在地:大分県玖珠郡九重町田野千町無田
座 標:N33°09′12″E131°14′59″
標 高:881m
着陸帯:930m×600m
(座標、標高、着陸帯長さはグーグルアースから)

沿革
1899年 陸軍、日出生台を接収。日出生台演習場の控えとして飛行場の設置が内部で検討される
1930年 この頃、千町無田が控え飛行場地として決定される
1931年 テスト飛行実施
1945年 終戦。終戦前には特攻隊用のグライダー訓練場として使用される

関連サイト:    
飯田まちづくり協議会5月号[PDF:2MB] - 九重町  
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この記事の資料:
「陸軍航空基地資料(本州、九州)昭19.20 水路部」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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