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千葉県・大利根飛行場跡地(水上機基地) [├国内の空港、飛行場]

   2017年11月 訪問  



無題4.png

無題5.png
1941年3月(C51 CB 7) 
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成、2枚とも)


千葉県銚子市大橋町にあった「大利根飛行場」。

茨城県の利根川河川敷に現役の「大利根飛行場」がありますが、

当記事の「大利根飛行場」は、同じ利根川のずっと下流、千葉県銚子市の河口付近にあったもので、

水上機用の飛行場なので滑走路もなく、まったく別物です。


asahi.com に当飛行場関連の記事がありました(下記リンク参照)。

詳しくはリンク先をご覧いただくとして、記事によりますと、

飛行場について、時期は昭和の初期から太平洋戦争中、場所は現在の銚子大橋付近の利根川、

名称は水上飛行機専用の「大利根飛行場」、創設者は千葉県小見川町(現・香取市)出身の猿田秀文氏。

事業内容は、飛行士を目指す20歳前後の若者が各地から集まり、

常時十数人が飛行場で働きながら操縦を学んでおり、

最盛期には旧海軍払い下げの水上飛行機を7機保有していた。とあります。


で、asahi.comの記事から、当「大利根飛行場」が現在の銚子大橋付近の利根川だったことが分かったのですが、

アギラさんから当飛行場についての更に詳しい情報を頂いておりました。

転載させて頂きます。

「続銚子市史Ⅰ」によると遊覧だけでなく銚子と「佐原」間の定期輸
送もあったそうです。(佐原のどこかは未記載)三軒町三五番地(航
空年鑑には八の三六番地となっていました)清水川の東側で現在の市
役所と銚子大橋の中間に飛行場はあったそうです。大正15年10月
開設。滑走路として5万坪の河面専用許可も千葉県から得たそうです。
ですが1934年(昭和9)3月に大利根飛行場は閉鎖になりました。
これは銚子漁港改修工事で飛行場前面の川岸が埋め立てられ道路が造
られたからでした。
そのため猿田氏は昭和11年愛知県高浜町の高浜水上飛行場長となり
また昭和17年に県営千葉県魚群探見飛行場長として銚子に戻って来
ました。今度は猿田氏の故郷、小見川に近い銚子港に格納庫はあった
ようです。

アギラさんから頂いた情報によりますと飛行場のあった場所は、

「清水川の東側」、「現在の市役所と銚子大橋の中間」とあります。

からな絞り込まれますね。

アギラさん情報ありがとうございましたm(_ _)m

ということで、先頭のグーグルマップと航空写真で位置をマークしてみました。

航空写真の一部拡大版にもある建物、屋根に「大」と書きかけているように見えます。

もしかしたらこれは上空からの目印かも。と思いました。

ただし、大利根飛行場閉鎖から7年後の撮影であること、位置がかなり大橋、清水川に寄っている等、

ちょっと微妙です。

大利根飛行場の事業内容として、飛行学校ともう一つ、アギラさんからいただいた情報では、

「佐原」間の定期輸送 が挙げられていました。

これについては次の記事でご紹介させて頂きます。


DSC_0031.jpg
撮影地点A 銚子大橋から河口方向

今から90年程前、ここで水上機が飛び交っていたんですね~。


DSC_0034.jpg
撮影地点B 銚子大橋下から河口方向

飛行場閉鎖のきっかけとなった「埋め立てにより飛行場前が道路になった」の「道路」は多分これではないかと。

この道路の左側が川、右側が陸で、この少し先、道路の右側に飛行場施設があったはずです。




     千葉県・大利根飛行場跡地(水上機基地)          
大利根飛行場 データ
設置管理者:猿田秀文氏
空港種別:水上機用飛行場
所在地:千葉県銚子市大橋町
座 標:N35°44′11″E140°49′30″
標 高:0m
滑走路:利根川上
(座標、標高はグーグルアースから)

沿革
1926年 10月 開設
1934年 3月 閉鎖

関連サイト:
ブログ内関連記事     
asahi.com  

この記事の資料:
「続銚子市史Ⅰ」(アギラさんより)


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