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大島空港 [├国内の空港、飛行場]

  2014年01月 訪問 

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東京都伊豆大島の「大島空港」。

2014年現在、ANAが羽田線1日1往復、 NCAが調布線1日3往復、

そして東邦航空の東京愛らんどシャトルが三宅島と利島線をそれぞれ1日1往復で運航しています。

 

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ターミナル入り口付近

 

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ターミナル内部

 

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待合室

 

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以下展望デッキより

 

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見晴らしがいいですね~。

 

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再びターミナル内部。エスカレーターの下側部分が展示コーナーになっていました。

 

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ターミナルに展示コーナーが設けてあること自体は珍しくないのですが、

やけに航空灯火についての説明ばかりが充実しています。

 

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以下外周。R/W21 エンド付近

 

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同じくR/W21 エンド付近

 

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以下滑走路西側部分

 

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R/W03 エンド付近。この場所からカメラをちょっと右に振ると、

 

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こんな感じ。

 

■新滑走路の建設について

大島便に使用していた歴代の機材を挙げてみます。

1960年~1964年 デ・ハビランド DH.114-1B ヘロン
1964年~1973年 フォッカー F27 フレンドシップ
1973年~2001年 YS-11

ということで、2001年まで大島空港にはYS が就航していたのですが、

諸事情からYSは退役させ、その後はB737(ジェット機)が後継機となることがかなり以前から決まっており、

ジッエット化対応のため、それまで1,200mだった滑走路を1,800mに拡張する必要がありました。

YSのリタイアに合わせなければならないため時間が限られた中での拡張計画であり、

130人を超える地元地権者との交渉が必要となる事業でした。

現在の滑走路をそのまま活用し延長するか、新設するかを軸に、幾つか案が出ました。

 

第1案 現行の滑走路を南北に拡張
第2案 40mの盛土
第3案 西150m移動
第3の1案  第3案を5°回転
第4案 20mの盛土
第5案 第4案を西に100m移動

最終的に、3の1改定案が承認されました。

 

■回転、移動距離の怪

「第3の1案」とは、「第3案を5°回転」ですから、「現行滑走路から西150m移動」(第3案)して、「5°回転」(第3の1案)

となるわけですが、グーグルアースで実際に確認してみると、両者の方位は1.5°しかずれてません。

ランウェイナンバーも変わらず03/21のままです。

また、滑走路の移動距離なのですが、回転して設置なので両端でそれぞれ移動距離が異なることになり、

滑走路中心線で移動距離を測ってみたところ、R/W03が70m、R/W21が100mとなっており、

最大でも第3案の150mには達しません。

ここから先は資料を見つけられなかったのでオイラの憶測なのですが、

最終的に承認されたのは、3の1改定案ですから、この「改訂」の中に5°→1.5°とか、

移動距離の修正等も含まれているのではないでしょうか。

以上憶測終わり。

 

現地で拝見した資料によりますと、隣接地にわざわざ角度を変えて新設としたのは、

山等環境保護への配慮、制限規制等の理由からであるという点が強調されていました。

工期は第一期と第二期に分けて行われ、

一期では現行滑走路西側に1,200m滑走路新設工事(H10~12)

二期では1,200mの新滑走路を1,800mに拡張、エプロン、ターミナルの整備(H12~14)

とし、空港を閉鎖することなく拡張工事を行いました。

新空港整備に伴い、進入灯、障害灯を設置したのですが、そのために狭い中途半端な土地提供を地主にお願いしました。

しかも灯火ですから、当然ですが夜間に点灯する必要があります。

ターミナル内に設けられた展示パネルは、航空照明が安全運航に如何に寄与しているかを強調する内容なのですが、

これは地権者の方々への配慮の表れかもしれないと思いました。

 

■所要時間の怪

資料によりますと、YS-11(巡航速度470km/h)は羽田間を25分で結んでいたらしいのですが、

時刻表で確認すると、その後2014年3月末まではDHC8-Q300(巡航速度491km/h)が30~35分で結んでいました。

ちょっと速い機材になったのになぜか所要時間が増えてますよ? ところがです。

現在はB737-700(巡航速度830km/h)が35~40分で結んでいるのです。ア、アレ??

なぜか使用機材の巡航速度が速くなるごとに所要時間が増えているのです。

羽田と大島は直線距離で90kmちょいなので、YSだとおおよそ12分位の計算になります。

ブロック・タイムとか、出発/到着経路とか考えると、YSの25分という所要時間は妥当なものに見えるのですが、

YSの約1.8倍の速度を誇るB737の所要時間が35~40分(約1.5倍)とはどうしたことでしょう。

また、大島には調布飛行場からNCAの便がある訳ですが、こちらは直線距離で丁度100km。

そして所要時間は25分。

羽田より遠いのに、所要時間はずっと短いのです。

使用機材は別にコンコルドを使っている訳ではなく、巡航速度僅か355km/hのドルニエ228-212。

表にまとめるとこんな感じ↓

無題0.png

巡航速度が倍以上違い、距離も短いのに、所要時間が長いのです。

ナゼ~??

直線だと、調布を離陸したヒコーキは羽田の約25km西側を通過する感じです。

羽田は過密化による制限が相当厳しいとかそういうことなのでしょうか??

 

大島空港 map   


      東京都・大島空港      

   ビュー:☆☆☆★★  
展望デッキ無料。割と広くてフェンス低く撮影に支障なし。滑走路全域ほぼ死角なし。眺望に恵まれている
デッキ内には展示物等特になし

   施設:☆☆☆☆★  
こじんまりとした分かりやすいターミナル。レストラン、土産物屋(椿石鹸、あんこ人形等)あり
無料駐車場233台分

   マニア度:☆☆☆★★  
ターミナル内に展示パネルあり
外周に撮影ポイント多数。但しエンド正面は不可 

   総合:☆☆☆★★  
立地に恵まれた空港。展望デッキのフェンスはこのままでいて欲しい。展示物等今後に期待

大島空港 データ
設置管理者:東京都知事
3レター:OIM
4レター:RJTO
空港種別:地方管理空港
運用時間:8:30~16:30
所在地:東京都大島支庁管内大島町
標 点:N34°46′55″E139°21′37″
標 高:37.8m
面 積:62ha
滑走路:1,800m×45m
磁方位:03/21
エプロン(バース数):小型ジェット用2、小型機用11

航空管制周波数
・航空路管制
 東京コントロール(関東南Aセクター) 123.70 134.15
・飛行場アドバイザリー
 大島レディオ 118.60 126.20

沿革
1989年        拡張候補地の検討
     03月15日 拡張提起
1990年05月11日 住民説明会
     06月30日 都に要望提出
1991年05月16日 配置7案提示
     07月22日 3の1配置案選定
     08月22日 住民説明会
1992年05月08日 地質等調査開始
1993年02月18日 動植物調査開始
1994年04月01日 空港対策室設置
     06月24日 3の1改定案承認
     07月25日 3の1改定案決定
     08月30日 地権者等に説明会、拡張計画の決定
     12月05日 環境アセス開始
1995年10月04日 用地交渉開始
1998年12月15日 拡張工事着工
2001年03月22日 新滑走路運用開始(1,200mx45m)
     07月01日 YS-11廃止
2002年03月30日 滑走路本体完成
     08月20日 全面供用の届出
     08月30日 ターミナルビル竣工
     10月31日 新空港供用開始(1,800mx45m) エアーニッポンB737-500就航
2008年08月    ANA減便を発表、羽田 - 大島線が1日1往復に
2009年        新中央航空、1日3往復化を予定
     10月     大島 - 八丈島線休止。羽田 - 大島線がDHC-8-300(Q300)での運航に
2014年03月30日 羽田 - 大島線がDHC-8-300(Q300)からB737に

関連サイト:
東京都港湾局/大島空港    
国土交通省東京航空局/大島空港   
東邦航空/東京愛らんどシャトル  
Wiki/大島空港   
ブログ内関連記事■       

この記事の資料:
「飛べ輝け・大島空港ジェット化のあゆみ」平成14年10月 東京都大島町
「全国空港ウォッチングガイド」イカロス出版 2008年


コメント(13)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

コメント 13

Takashi

所要時間は不思議です。
羽田だとドアが閉まってから離陸するまでに時間がかかったりするので、その時間も含まれているのかな。
船で何時間もかけて行った記憶がありますが、やっぱり飛行機は便利ですね。
by Takashi (2014-06-23 07:16) 

鹿児島のこういち

飛行機うんぬんと言うより、やはり羽田空港の利用状況ということなんでしょうか?わかりません(^_^;)
by 鹿児島のこういち (2014-06-23 09:22) 

ジョルノ飛曹長

大島は2度行きましたが、どちらも東海汽船で夜に上陸。
空港は見た事がありませんでした。
島を一周見てまわったのですが、見落としているところは多いです。
もう一度くらいは行ってみたいです。^^
by ジョルノ飛曹長 (2014-06-23 12:53) 

miffy

父が教官だったころ生徒さんの操縦で大島によく行っていました。
訓練するには距離的にもちょうど良かったのでしょうね。
by miffy (2014-06-23 23:46) 

とり

皆様 コメント、nice! ありがとうございますm(_ _)m

■Takashiさん
今思い出しました!
以前A320で羽田到着便に乗った時、大島の直上で旋回待機ということがありまして、
「羽田到着は離脱してから15分後です」とアナウンスされてました。
(実際には離脱から着陸まで23分だった)
やっぱり早いんですね。
Takashiさん仰る通り、羽田だとドアが閉まってから離陸するまで~というのは
とても大きいのだと思います。

■鹿児島のこういちさん
多分そういうことなんだと思います。
D滑走路が出来たり、大空港の宿命ですね。
LCCが大活躍の国では、LCCはチケット代節約のためにセカンダリー空港を使用するケースが多いのですが、
空港の大混雑がなくて、所要時間が短く、混雑による遅延が少ないというのもメリットだそうです。
今回の調布はまさにそれですね。

■ジョルノ飛曹長さん
両方とも船で夜便だったのですね。
大島いいですよね~。
オイラもまた行きたいです。

■miffyさん
そうだったんですか^^
短距離とはいえ洋上で計器飛行訓練なんでしょうかね。
by とり (2014-06-24 05:34) 

guchi

こんにちは、お久しぶりです
大島のローカルな空港カウンターの写真がとても暖かく感じました
省人・高効率化で、今や自動チェックインやT/Gが多いですものね
また、距離と飛行時間の関係も、とりさんならではの話題提起ですね
成田でもドアクローズからエアーボーンまで30分もよくありますもんね
来週から、またKANへ行ってきま~す。
by guchi (2014-06-24 06:21) 

とり

■guchiさん
おはようございます。お久しぶりです。
オイラもこういうローカルな雰囲気大好きです。
これでも東京都の空港なんですよね^^
>ドアクローズからエアーボーンまで
確かにそうですね。これも全部「所要時間」に含まれてるんですよね。
FIT3絶好調です。
これまでの最高燃費は、真冬の条件の良い時の話ですが、下道55km走行で27.3km/L でした。
来週からどうぞお気をつけて~。
by とり (2014-06-25 04:41) 

me-co

実は、質問しようかどうしようか悩んでいたんですが・・・
このドルニエはNGですかぁ?
どうもシロウトなもんで、わかんないんですよぉ(´O`;)
by me-co (2014-06-26 22:13) 

とり

■me-coさん
すみません。
ちょっと質問の意図が判りませんでした。
何がNGと思われているのでしょうか?
教えて頂けると嬉しいです^^;
by とり (2014-06-27 18:27) 

an-kazu

羽田はタキシングしている間も長いですし・・・
でも、意外な感じは拭えませんね!
by an-kazu (2014-06-28 06:04) 

とり

■me-coさん
失礼致しました。
NGは「新世代」のことだったのですね。
(某guchiさんにこっそり教えてもらった)
お恥ずかしながら、ドルニエ228にNG型があるということすら今まで知りませんでした(XДX)
で、このドルニエ撮った時のアップしてない他の写真を見返してみましたら、
レジナンバーが写っている写真がありまして、当機のレジナンバーは、JA31CA で、1999年10月登録のNGではない機体でした。
Wikiによると、新中央航空は2011年に世界初のDo 228NGを導入した会社だったんですね。
勉強になりました。m(_ _)m

■an-kazuさん
>タキシング
そうですね~。
燃料費節約の観点からももうちょっとなんとかならないものかしらん。
by とり (2014-06-28 10:04) 

me-co

^^;いえいえ…どういたしまして。
調布に住んでたもんで、何気に飛んでるところを見ていた機材なもんですから、急に興味が湧きまして、wikiしたらこの機材にもNextGeneration機があるというので、「へぇ何が違うんやろ?」と思った次第です。
レジ№から調べるとは、なるほどですね。ありがとうございました。m(_ _)m

by me-co (2014-07-01 17:20) 

とり

■me-coさん
Wikiでご覧になったと思いますが、NGは「プロペラブレードを5枚羽」にしたと書かれてますね。
例によってアップしなかった写真をチェックしたら、この機体は4枚羽でした。
多分これが一番見分けやすい方法なんでしょうね。
「あー、アレはNGだね」とか言ったら通っぽいですね^^
by とり (2014-07-02 05:50) 

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